第18回 東京大学 生命科学シンポジウム
ご挨拶

実行委員長からのご挨拶

 東京大学生命科学シンポジウムは、東京大学で生命科学に携わる学部学生、大学院生、博士研究員、教員,研究者のみなさんが参加いただける場です。さまざまな情報や意見の交換、年代や所属学部の違いを越えて親睦を深められる場として開催されて参りました。本シンポジウムは今回18回目を数え、平成30年6月9日(土)に、駒場キャンパスにありますKOMCEE21 East & Westを会場にして開催することとなりました。これまで同様、幅広い研究者の方々に成果の発信する場として、さらに学部学生、大学院生の方々も含めて研究交流や教育にご活用いただきたいと思います。これから進学選択をする若い前期課程の学部生の方々にも聴衆に加わってもらい、「夢を求めて~多彩な生命科学の世界への招待」という副題の下、東京大学内で行われているさまざまな研究にふれることができるシンポジウムを開催致します。
 2018年は明治維新から150年にあたるそうですが、そのころ生命科学の世界でいうとメンデルが論文『植物雑種に関する研究』を発表した(1865年)時期にあたります。20世紀にはいり、遺伝に関する基本規則として再発見されて以降,遺伝子に関する理解,知識が急速にすすみました。DNAが遺伝子であり、その塩基配列が遺伝子情報となっている。こうした当たり前の事も、先人たちが明らかとした事を基盤に,次の世代の人たちが時間をかけて、夢を求めて新しい事を発見し、積み上げてきた財産といえる知識です。細胞や代謝などさまざまな教科書上の多くの記述も、研究が進展する現場を見てくると,さまざまな人が試行錯誤を行い、結果を吟味してきた結果、いま共有されている理解がなされているのです。21世紀にはいって、さらに研究の進展が早いペースで進んでいます。ぜひ若い方々には、実際の研究者の姿を生で見ていただき、生命科学の研究の成果が継続して生まれてくる臨場感を本シンポジウムで体感していただきたいと思います。さらに研究者となられている方には、次の世代,次の次の世代にあらたな人材が生まれている様子を見ていただきたいと思います。
 2018年は、鞭毛や細胞骨格を研究されていた毛利秀雄博士が構成するタンパク質をチューブリンと命名されてから50周年に当たります。駒場キャンパスはその由縁の地です。大隅良典博士がノーベル生理学・医学賞を受賞された業績につながる研究のきっかけを作られた場でもあります。先生方がどのような夢を持ちながら生物をご覧になっていたのか、時にその姿を思い浮かべたいものです。
 本学9部局の教員による講演の他、若手研究者と身近に懇談できるポスター発表、シンポジウム終了後には懇談会(無料)もあります。是非、奮ってご参加下さい。最後になりましたが、本シンポジウムに協賛して下さる企業・団体関係者の皆様のご理解とご支援に心より御礼を申し上げます。

実行委員長 渡邊雄一郎 教授
東京大学大学院 総合文化研究科

実行委員長 渡邊雄一郎 教授

実行委員長 渡邊雄一郎 教授

東京大学大学院 
総合文化研究科

第17回 東京大学シンポジウム 実行委員会

実行委員長  渡邊 雄一郎 教授(東京大学大学院 総合文化研究科)
実行副委員長 大西 康夫 教授(東京大学大学院 農学生命科学研究科)
実行委員   吉田 奈摘 特任助教(東京大学 生命科学ネットワーク)

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